2021年4月3日土曜日

ライカ同盟 赤瀬川原平 ちくま文庫

2020年5月18日

こないだの雨の日、アルトくんに月子をのせて岡谷のブッコフに本を売りに行った。道中、ロシアとか文学の話を聞いた。チェーホフの「桜の園」を読むのが苦痛なのだそうな。さらに言うと、戯曲一般を読むのが苦痛なのだそうな。

「それはワイのせいかもしれないな。」と告白し反省した。

「ひぐらしの鳴くころにね。」

なーんてセリフが嘘くさく、人生でこんなセリフ言うたことあるんか?ないやろ?恥ずかしいやろ?さぶイボたつやろ?

・・・こんなオヤジだったので、娘も戯曲が苦痛になったのではなかろうか。

さて岡谷のブッコフにはさいきん凝っている町田康の本がバーゲン価格でどっさりおいてあったので、たくさん買った。それで町田康の文体疲労を起こしたので、赤瀬川原平のライカ同盟を読みはじめた。ライカ好きではないのでライカ同盟はあんまり面白くなかったけれど、天体観測小説の「ノバシグナス1975」はたいへんおもしろかった。


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