2020年4月28日
すぐに読めるページ数で、とても読みやすいけれど、じつはとても難しいことが書いてある。
これを読んで思い出したのだが、家内が最初に我が輩の実家を訪問するとき、そのまえに梅田のトンカツ屋でこんな話をした。
「ウチの実家はみんな、好き勝手なことを同時に喋るんや。」
いまになって考えると、その場でどんな話が進行しているかを考慮することなく、好き勝手に話しはじめるのは明らかにボケの初期症状だった。
この本で批判されている、「(英語を)間違えてもいいからとにかく大声で喋ろう!」というのは、ボケ老人とどこか通じる手法であると言えないか。まず周囲がどんな話をしているのか、それを聞くことができるリスニングが大事でしょう。
ちなみに実家の家族はオカンを除いて全員ボケた。
この本には、ことばに関わるすべての人が読んで考えさせられる内容が書いてある。
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