2020年5月10日
司馬遼太郎が坂の上の雲を書き終わったころの文章なので、「ソ連」と表現されている。古い本だけれど、いま読むとおもしろい。とくに散文の譜系にゴロヴニンの日本幽囚記を位置づけ、それからプーシキン〜トルストイやドストイエフスキーにつながるという視点は、「なんでいきなり罪と罰やねん?」という疑問に対する解法のひとつだと思う。
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