2021年4月4日日曜日

こんとあき 林明子 とんとんとめてくださいな こいでたん こいでやすこ 福音館書店

2020年9月23日

こんとあき 林明子 福音館書店

とんとんとめてくださいな こいでたん こいでやすこ 福音館書店

ぐりとぐらのおきゃくさま なかがわりえこ やまなしゆりこ 福音館書店

娘たちがずっとちいさかったとき、えほんの読み聞かせは我輩の楽しみだった。

「うちの子はこんなふうに感じているにちがいない」

という思いこみを、読み聞かせを通じて修正することができる。

たとえば、電車のドアにしっぽをはさまれてしまったこんのことを、

「かわいそうだな、でも電車に乗れてよかったな」

と感じるかもしれないし、あるいは

「長い行列ができてるのにお弁当を買いに行ってんから、しょうがないやん」

と感じるかもしれない。

読み聞かせは物理的な距離が近いので、その感じかたがぐいぐい伝わってくる。

そこで自分の思い込みが当たっていたのかどうか、考えるきっかけになる。

「しょうがないやん」と感じているなら、学校とか、どっかでストレスを感じているのかな?

かといって、いつも当たりばかりではない。

とんとんとめてくださいな、を演出たっぷりに読むのも定番だった。

ずいぶん大きくなって聞いてみると、真剣に怖かったのだという。

きゃーきゃー喜んでいたとおもっていたのだが、ぜんぜんちゃうやん。

それでも読み聞かせは楽しかった。ぐりはせっかちで早口、ぐらは超おっとりで

「ずー いぶん、 とぉー く まで きた よう なぁ きがする な ぁ。」

というふうに、キャラクターを使いわけていた。

歯医者の待合室で「絵本のある子育て」というパンフレットを見ていて、そんなことを思い出した。


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