2021年4月4日日曜日

オーストラリアの軍隊に山下ルールは適用されるか?

2020年12月6日

オーストラリアの軍隊がアフガンの一般人を虐殺した件。大東亜戦争で活躍した「マレーの虎」山下奉文が東京裁判で処刑されたのは、部下の戦争犯罪を追及されたから。「司令官は部下に命令した・しないにかかわらず、犯罪行為を知っていた・知らなかったにかかわらず有罪」というのが戦争法の世界で山下ルール(yamashita precedent)として確立された最初の例。

これをオーストラリア軍に適用するとたいへんなスキャンダルになると言われる。

鉄鉱石と石炭は生産するけれど、ほとんどを中国に買ってもらっていて、自分とこでは自動車もつくれないオーストラリア。いいブドウとワインはできるけれど、主要市場は中国というオーストラリア。中国外務省の報道官が絵をSNSに載せたのを首相が非難するオーストラリア。急所を握られている相手に喧嘩を売るのは白人優越主義のゆえか?ハンチントンの「文明の衝突」は形を変えて、白人優越主義文明と有色人種文明の衝突になるのかもしれない

いっぽう日本メディアは中国のあれこれを取り上げて反中感情を煽る。中国は日本の10倍くらいの人口があって、たいへんな競争率をくぐり抜けた優秀や人たちを政府がリクルートする。かたや汚職・コネクション・ネポティズムが浸透し、目前の利益で動かされる人が増えた日本では、有望で有能な若い国家公務員の辞職が増えている。日本の腐敗汚職を矯正して、競争力を回復させるために中国を活用するというのが健全な方向ではないかと思うのだ。

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