2021年4月1日木曜日

「家に帰ろう」

 2020年4月11日

「家に帰ろう」・・・最後の旅行という題名のアルゼンチン映画。ポーランドで生まれホロコーストを生き延びアルゼンチンに移民した爺が命の恩人の親友をポーランドに訪ねる話。

https://ja.wikipedia.org/wiki/家へ帰ろう_(映画)

この映画のBGMにはユダヤ音楽が使われているのだが、欧州や南米のユダヤ音楽は微半音を失った。微半音を失ったユダヤ音楽はただのもの哀しい旋律にしか聞こえない。じつはそうではないはずだ。微半音を保つユダヤ音楽をネットで聞くと、まるでアラブ音楽と変わることがなく、ユダヤ文化がまさに中東由来であることがわかる。

これは仮説だが、欧州で12音階への収斂=微半音の追放がおこなわれた時期=レコンキスタの時代に、意識的にユダヤ人とユダヤ文化の迫害が同時進行していたんではなかろうか。なにかそうすべき政治的背景があったのだろう。

京産大への誹謗中傷とか見るにつけ、1922年の関東大震災のとき、万単位の在日朝鮮人を虐殺したころから、我が民族の肛門サイズは1ミクロンたりとも拡がっていないことを痛感する。こういうカルチャーが政治的に利用されやすい、というのはナチの時代も同じなんだろうな。見えない敵の脅威(これもメディアを通じて政治的に拡散されているようなのだが)に直面すると、人民は独裁者の出現を期待するようになる。いまこそエーリッヒ・フロム先生の「自由からの逃亡」を再読してみようか。

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