あちこちに「騙されてはいけない」「ボラれるから気をつけろ」みたいなことが書いてある。「なんでそんなとこ行きたいねん?」と考えさせる本である。
我輩はトルコといえばイスタンブールしか知らない。イスタンブールでほっとする正直そうな店はたいてい路地裏にあるロカンタ(食堂)。表通りの店はことごとく詐欺師だ。その意味でこの本は正しいが、それって観光プロモーションになるんか?
何百年も帝国の中心だったとか、交易の十字路だったところは、詐欺師が多くて当然。我が国の京都でも、昆布を入れた湯で豆腐を煮ただけの料理で何千円も踏んだくるところがある。あ、堪忍な。そういうのは詐欺ではなく風格という。今津育ちやから、ものごとをはっきりと言いすぎるきらいがあってな。
何千年の歴史があっても、イランのエスファハンは上品だった。例外かもしれない。
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