2020年11月6日
高校生が授業でむりやりやらされた英文解釈みたいな日本語だ。おそらく誰も推敲・校訂しなかったのだろう。でも内容はよくまとまっているので、中央アジア5カ国について、なにがどう違うのか知るためのとっかかりにはなる。
それにしてもひどい日本語だ。
2020年11月6日
高校生が授業でむりやりやらされた英文解釈みたいな日本語だ。おそらく誰も推敲・校訂しなかったのだろう。でも内容はよくまとまっているので、中央アジア5カ国について、なにがどう違うのか知るためのとっかかりにはなる。
それにしてもひどい日本語だ。
2020年11月6日
この本を読んで、イランはターロフの国であり、イラン人は詩におおきな価値をおく人たちであることを思い出した。そしてペルシア語の詩のふたつやみっつは暗唱したいものだと思いながら、大学の古典の授業で気に入った漢詩をいくつか暗唱したことを思い出した。
「テヘランでロリータを読む」の作者いわく、政府の取り締まりのせいで反体制エリートのみならずイラン人全員が政治的に覚醒したという。そして髪の毛やリボンやおしゃれなサングラスが、文化闘争のために銃や手榴弾よりも破壊的な武器であることに気づいた。
「私たちが思わず勢いづいたのは、もともと政治に関心があったからではありません。女性、文筆家、学者として - ひとことでいえば、自分らしい生活を送りたいと願う普通の市民として、自分の領分を守りたいと言う気持ちからでした。」
うん、そうだ。権力を手にした者はつねに自分の姿が見えておらず、それゆえに極端に走り、政治に関心がなかった若い人たちや女性を政治的に覚醒させてしまう。そうであれば日本にも日本人にも希望があるじゃないか。
2020年11月5日
大学を出て就職して2年めにバグダッドに行かされた。親会社の商社がサダム・フセインにディーゼル発電機を250台くらい売ったので、その運搬設置チームにわしが派遣されたのだ。ディーゼル発電機といっても海上コンテナくらいのサイズなので、クレーンで吊りあげなければならない。クレーンのオペーレーターはアビジェードというでぶだった。
その朝、いつものようにヤードの入り口の掘っ立て小屋でチャイをしばきながらメンバーが揃うのを待っていた。でぶのアビジェードがおでこにでっかい絆創膏を貼っていたので、なんでやねん?どないしてん?という話になった。
「きのうロバに乗っかろうとしたら蹴られて5フィートほど吹っ飛んだんや」
一同大爆笑。
「なんでロバやねん?」
「ふつう羊やろ」
「5ディナール出したら男の子のケツ借りられるやんけー」
わしは思わず言ったもんだ。
「ふつうは羊なんか?」
みんな笑うのをやめて、まじめな顔をしてわしに聞くのだ。
「羊やなかったら、日本人はなにに乗っかるねん?」
わしは聞きかじりの知識でこういった。
「いなかではニワトリらしいで」
みなふたたび大爆笑。涙を流してるやつもおった。
「日本人は抜くたびにニワトリ潰すんか?」
1983年、アート・ペッパーが死んだ年のことだった。
2020年11月5日
月子がユダヤ文学の講義をとっているという。西宮浜のブッコフでうろうろしてたらこの本が目に入った。おもしろそうなのでちょっと高かったけど購入。序章だけ読んでとんでもなくおもろいと思った。そのまんま月子に手渡したのだが、返却されたらつづきを読むつもりだ。
どこのシナゴーグにもゲニザという倉庫があって、契約書でも日記でもなんでも書き物であれば廃棄せずぽんぽん放り込んでいくらしい。エジプトのゲニザは特にでかいので有名とのこと。ゴイテインという1900年うまれのおっちゃんがそれを解読してストーリーにした。そんなかから著者が生き残り戦略に分類・抽出して博士論文にしたのがこの本。
旧約聖書のむかしからユダヤ人社会ではハミゴにされる人たちがいて、いじめた人たちが迫害にあって困ったり、あるいは滅ぼされたときなど、ハミゴたちが生き残るということが「残された人たち」という表現で定型化されているらしい。
「聖書にみるユダヤ教徒の生き残り戦略」でググると序章をpdfで見ることができる。
2020年10月30日
フォーサイトでの連載で2004年末から2009年にかけての記事の再録。過去の事件とはいえ、その背景など学ぶところが多い。
興味深いのは、イラクのカルバラでイマーム・フセインの遺族、ゼイナブさんたちに対して地元民が泣きながら略奪したという伝説があるのだという。
また別のところで、多数派のシーアが貧しく、少数派のスンニが支配層というねじれ現象について、いままでイギリスが意図的にややこしい状況をつくりだしたのだと思っていたのだけれど、じつはオスマントルコ帝国がこの地域にスンニの執政官を送り込んだことに始まるのであって、イギリスはそれを引き継いだだけらしい。
ためになる歴史や情報が満載で、脳がフル回転する本。
2020年10月29日
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/655160
「琉球処分」を1/3ほど読んでそのまんまだったうちに、訃報に接した。ヤマトが明治になって沖縄にも廃藩置県のお達しがやってくる、それを受け入れる過程で沖縄の支配層はまったりのらくらと、清国の動向など伺いつつ、福建の琉球会館も撤去せざるを得ないのか、など逡巡しているうち・・、というところで疲れて休止。ふりがなをなかなか憶えられないし。親方がうえーかた、殿内がどんち、筑登之がちくどん・・・などなど。
大城さんの著書で最初に読んだのは「朝、上海に立ち尽くす 小説東亜同文書院」だった。こっちは一気読み。中国語にかかわったものとして、あるいは関わったことがなくとも、東亜同文書院のユニークさとオリジナルさは空前絶後のものがある。大城さんが2年次を終えたころ、終戦をもって東亜同文書院は消滅。その在学時の体験が濃厚に反映されたおもしろい本でした。
享年95歳。
2020年10月20日
電車のなかで読んではいけない。「うふっ」とか「おっ」とかいう声が思わず出てしまう。「まるで満杯のゴキブリホイホイをオーブンで焼き上げたかのような」虫ピザ、「残飯を食べてる虫を食べてる俺」というイメージが脳内をぐるぐる回ってとまらない、けれど美味な「虫パスタ」などなど。
ちょっと硬めの本を手に入れたので、そのあいまに読もうと思って買ったのだが、こちらだけすぐに読んでしまった。案の定というべきか。
高野秀行さんは1966年生まれ。このヒノエウマ生まれの人たちは、オーケンもそうだしうちの内儀もそうだけれど、たいへんおもしろく魅力的な人がいる。
この本を読んでいて、タイの工場にはじめていったときに出された虫スナックとか、その食堂で食べたうまい汁かけメシのことなんか思い出した。
青いパパイヤと骨つき鶏で生姜とニンニクの効いたスープをつくり、タイ米ごはんのうえにぶっかけてパクチーを散らして食べたくなった。