2021年12月12日日曜日

マイケル・ハドソン教授のスーパー・インペリアリズム

 たしかスコット・ホートンの反戦ラジオでこの人のインタビューが出ていて、この本のことを語っていた。我輩にとってマイケル・ハドソン先生の本は2冊め。1冊めはジーザス・クライストが高利貸しの爺さんをボコっている絵が表紙の本で、借金から考察する歴史の本。2冊めがこれで、エイブ・ブックスから届いたばっかりでまだ読んでいない。

けれどなんで興味をもったかというと、インタビューでハドソン先生がこんなことを言うんだな。

「アメリカ人は家を買って、その家の資産価値があがったら喜んでいる。自分たちが豊かになったわけでもないのにね。中国人は家の値段が下がって、若い人たちが家を買えるようになったことを喜んでいる。どっちが豊かなんだろう?アメリカでは株価や不動産価格を上げるのが経済政策として成功だと思われている。中国ではより多くの人が家を買えたり、給料があがったりするのが政策の成功だと考えられている。」

ラディカルというのは根源的という意味があるそうだが、シンプルだけれどこういう根源的な考え方をする経済学者が世界のどっかにいる、というだけで嬉しいじゃありませんか。



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