AFGHANISTAN AND TRANSBOUNDARY WATER MANAGEMENT ON THE AMU DARYA: A POLITICAL HISTORY
Stuart Horsman
https://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.590.7807&rep=rep1&type=pdf
アムダルヤという川はヒンドゥークシの標高4900メートルに源流を発した川が合流し、アフガニスタンとタジキスタンの国境を流れ、さらにトルクメニスタンとウズベキスタンの国境を流れ、アラル海に注いでいた。
標記の論文はアムダルヤと流域国の経緯についてわかりやすく書いてある。
ポイントのひとつは、旧ソ連国がアフガンをなぜかハミゴにしていたこと。確かにアフガンは1979年のソ連侵攻以前からずっとごたごたしていたし、それ以降いまに至るまでずっとごたごたしていたので、流域問題に関われなかったということもある。しかしそれだけでなく、上流だから余裕をカマしていたのもある、と指摘されている。
たしかに。水問題では上流は下流に対して圧倒的に優位に立つ。下流としては(中国がチベットにしたように)軍隊で攻めあがって占領するか、下流の地位に甘んじるしかない。
いまのアフガンの国内問題もそうだが、北部のクンドゥズのあたりは上流なので、カーブルのみならずイランに対しても優位に立っているのである。
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